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​会長挨拶

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公益社団法人 日本助産師会

​会長 髙田 昌代

2025年5⽉16⽇(金)に2025年度公益社団法⼈⽇本助産師会第98回通常総会を開催いたします。
昨年度に引き続き、全国の助産師の皆様に会場にお集まりいただき、対⾯での開催です。代議員の方々だけでなく、会員の皆様もご参加いただけますので、前日の三部会集会、翌日の日本助産師学会と合わせてのご参加をお待ちしております。  
総会に先立ち三部会合同集会を開催します。助産師の自立性や助産観等について、就業場所に関わらず意見交換をする場となることを期待しています。総会は、受賞される諸先輩⽅の功績を称えるとともに、全国の代議員の⽅と本会の活動のあり⽅について考え、ご意見をいただく場となります。また、総会の後の懇親会では全国の助産師諸姉が一堂に会し、日頃の緊張を忘れ、愉しい時間を過ごせることを楽しみにしております。
2024年度から始まった、妊娠・出産・産後における妊産婦等の支援策等に関する検討会(厚生労働省)では、助産師や医師の現状、妊産婦やその家族の経験など妊娠・出産・産後で起こっていることが、公の場で明らかになってきています。女性が妊娠・出産に主体的に参加し、意志決定をしていくことを助産師が支えることで肯定的な出産体験につながるような質の高いケアが必要であることを主張していきたいと思います。
本会のスローガンである「すべての⼥性に助産師のケアを」の理念の実現のために、皆様とともに歩み続けることを願っています。

入江集会長顔写真(加工).jpg

第81回 日本助産師学会

​学術集会長 入江 寿美代

2023年4月にこども家庭庁が発足し、日本社会における子どもを中心に据えたさまざまな施策が展開されています。これに伴い、私たち助産師の役割はこれまで以上に重要なものとなっております。助産師は、妊娠、出産、育児の各段階で専門的な知識と技術をもって、母子とその家族を支える大切な存在です。さらに、助産師のやさしさや温かさは、命の誕生を見守り、成長を促すうえで欠かせない要素です。

そこで、第81回助産師学会のテーマを「今と未来をはぐくむ助産師の専門性とやさしさ」としました。子どもをまんなかに未来を見据えつつも、いま必要とされるケアを逃さず、誰一人取り残さないために私たちが持つ専門性とやさしさをフルに生かし、今すぐにでも支援が必要な人々へ手を差し伸べることこそが、より良い未来を築く第一歩であり、私たちの使命であると考え、子どもを中心にしたプログラムといたしました。

そして、アドバンス助産師や開業ラダー、産後ケア実務助産師研修にも対応可能な充実した研修プログラムを提供しています。また、対面での学会が行えるようになったことで、助産師同士がリアルな場で意見交換を行い、助産師同士の絆を再確認する場になることを期待しています。

医療技術が進化する中で、助産師は常にその最前線で人々の生命に寄り添い、次世代を支える母子とその家庭に対して不可欠な存在であり続けています。これからの未来においても、助産師の存在が社会全体にどのような影響を与え、どのように貢献できるかについて、本学会で多くの示唆を得られることを期待しています。

多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。

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